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子宮頸がん検診 細胞診とHPV併用検査で早期発見、20歳以上で性体験のある女性に推奨

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聖路加国際病院附属クリニック・予防医療センター 婦人科医師 -Vol. 01-

どのような方が子宮頸がんの検診を受けたほうが良いか教えて頂けますか?

子宮頸がんの多くが、性交渉によるHPV(ヒトパピローマウィルス)感染が引き金になっていることがわかっています。20歳以上で性体験のある方が対象です。

婦人科検診はどのくらいの頻度で受けるのがよいのでしょうか?

任意型検診の当センターでは、1年に1回をお勧めしています。自治体検診では、厚生労働省の指導にもとづき、2年に1回が推奨されています。

子宮頸がん検診の受診率は、他の先進国では対象女性の70から90%であるのに対し、日本では25%程度と極めて低い現実があります。

子宮頸がん検診の目的は、子宮頸がんで死亡しないのは言うまでもないことですが、検診で早期発見すれば、子宮を摘出することなく治療が可能です。これは、妊娠を考えている若い女性にとっては、とても重要なことです。

高い検査精度を保つために工夫されていることはございますか?

細胞を専用のブラシで採取しています。適切な器具を用い、受診者の年齢や子宮頸部の状況に応じた部位から細胞を採取し、良い検体を作成することが最も重要です。

作成した検体は、細胞検査士と病理医に加え、婦人科医によるトリプルチェックを心がけています。 子宮頸がんの主な原因はHPV感染ですので、希望者には細胞診とHPVの併用検診をおこなっています。

女性が快適に受診できるように工夫されていることはございますか?

受診者のプライバシーに配慮した個室で、診察方法、診察器具、診察台など、それぞれの方へ負担のない方法を工夫しています。4名の女性医師が常勤しています。

貴院の受診者の方で婦人科のドックを受けて功を奏した方の例を教えて頂けますか?

検診の目的は、「異常なし」あるいは「異常あり」を検査することですから、受けられた方全員が功を奏したと言えると思います。

あえて異常ありの一例を挙げますと、初めての子宮がん検診で早期のがんが見つかった方がおられます。この方は、その後病巣部位のみを切除する子宮頸部円錐切除術を受けられて完治し、その後も妊娠ができる状態です。

また、検診時の診察や超音波検査で、卵巣や子宮の他の病気が判明することもあります。卵巣腫瘍の多くは、初期には症状がありません。その意味からも、年に一度の婦人科検診をお勧めします。

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