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マンモグラフィと乳房超音波検査を併せることで精確な乳がん検診に

マンモグラフィも乳房超音波検査も女性技師が対応

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聖路加国際病院附属クリニック・予防医療センター 和田 朋子 技師 -Vol. 01-

和田 朋子

和田 朋子

予防医療センター 臨床検査技師。

超音波検査士(体表臓器・消化器)の資格取得。

和田さんが担当されている検査について教えて頂いけますか?

私は臨床検査技師として腹部超音波検査、乳房超音波検査、頸動脈超音波検査、他に心電図、肺機能などの生理機能検査を担当しています。

マンモグラフィと乳房超音波検査の違いについて教えていただけますか?

マンモグラフィとは乳房専用のレントゲン撮影の事です。乳房を片方ずつ、上下あるいは左右から圧迫して薄く平らにして撮影します。

この検査では脂肪は黒く映って、乳腺やしこりは白く映ります。ですが、乳腺が発達している若い方は全体が白く映ってしまって、病変を見つけにくい事があります。

加齢にともなって乳腺が脂肪に置き換わっていきますので、閉経前女性では小さながんや細かい石灰化を見つけやすくなります。そのため乳がんの罹患率が高くなる40歳以上の女性を対象に厚生労働省では「2年に1回の触診とマンモグラフィによる乳がん検診」をすすめています。

一方、乳房超音波検査では、胸にゼリーを塗り、探触子という装置をあてて検査します。組織からの超音波の反射をとらえて画像にして、明るさの違いで診断します。

マンモグラフィと比べると、放射線被ばくの心配もなく、体への負担はとても少ない検査です。

細かい石灰化の診断は難しいですが、小さな腫瘤を見つけることができ、腫瘤内部の性状が詳しくわかる検査です。また、若い世代の乳腺が発達している人は乳房超音波の方が病変を発見しやすいです。

40代・50代くらいの方はマンモグラフィと乳房超音波検査どちらも受けた方がいいということですか?

現在、乳がん検診の最終目標である、乳がんによる死亡の減少が科学的に立証されているのは50~74歳までのマンモグラフィによる検診のみです。

超音波検査による乳がん死亡減少効果はまだ立証されていませんが、超音波検査でマンモグラフィでは見つけることのできない乳がんを発見出来ることがあります。当センターではマンモグラフィを補う意味で超音波検査を行っています。

年齢を問わず、乳房の構成にはかなり個人差があります。マンモグラフィで発見しやすい方もいらっしゃいますし、乳房超音波検査の方が 発見しやすい方もいらっしゃいます。

そのため両方受けて頂けると、それぞれ検査の弱い部分を補うことができます。

【次ページ】経験豊かな検査技師と乳腺専門の読影医が行う聖路加の乳がん検診
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