Caloo人間ドック

栄養士による無理なく適切な減量計画で成功者は約半数

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聖路加国際病院附属クリニック・予防医療センター 小倉 祐紀子 栄養士 -Vol. 01-

小倉 祐紀子 栄養士

小倉 祐紀子

予防医療センター 栄養士

2012年から予防医療センター勤務。

管理栄養士

聖路加予防医療センターの人間ドックにおいて栄養士の方がどのような事をされているか教えて頂けますか?

当センターの人間ドッグ受診者の方にはオプションの栄養相談で関わっています。

正しい食生活ができているかどうか、異常を指摘された検査値をどうすれば改善できるのかというようなご相談にのっております。

他には、内臓脂肪測定(CT検査)の結果説明と内臓脂肪をどのように減らすかのアドバイスもしています。

また、当センターは企業の方への特定健診も行っていますので、メタボリックシンドロームで支援が必要な方には特定保健指導を行っています。

具体的にどのようなアドバイスをされているか教えて頂けますか?

特定保健指導では特定健診の結果、指導の対象者となり支援を希望された方に、6ヶ月間の減量の取り組みについてアドバイスをしています。

メタボリックシンドロームになった原因は人それぞれ異なるので、その原因を面接時の会話の中で聞きとることが大切です。

そして、その原因を改善するための無理のない減量方法をご説明します。例えば食事は「夕食のごはんを半分、週5回減らしましょう」、運動は「帰りは一駅手前で降りて歩いて帰ってみましょう」、「休日は1時間お散歩をするようにしてみましょう」というような方法です。

受診者の方に無理のない設定で6ヶ月の減量プログラムを一緒に考えていきます。

特定保健指導によって改善がみられたという具体例を教えて頂けますか?

私が指導した中で一番改善が見られた方のお話をさせてください。この方は40代の男性でして体重を6ヶ月で11kg減らし、ウェストも13cm減らされました。

元々空手をされていたそうですが、どうしてそこまでおなか周りに脂肪がついてしまったのだろうというのが最初の印象でした。

指導後、ご本人が出来るだけ炭水化物を減らし、毎日1万歩前後歩くという取り組みをきっちりと継続しました。

結果、3ヶ月くらいで目標体重を落としきり、残り3ヶ月は少し設定を緩めて維持に努めて最終面接に来られました。減量後は、服がゆるゆるという事で「全部買い替えですよ」とおっしゃり、ご自身の変化に非常に喜ばれていました。

どういった方に栄養指導を受けてほしいとお考えですか?

血圧が高めの方、コレステロールや中性脂肪が高めの方、食生活を改善したい方、痩せなければと思うけれど、なかなか痩せられなくて、どうすれば良いのかが分からな方に受けて頂きたいです。

「これだけやれば成果が出るはずです」という風に目標を提示すると「それだけでいいんだ」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

目標があり、成果が明示されていると、食習慣の改善もやる気が出ると思います。実際、特定保健指導を受けられた方の半分程度の方が減量に成功されています。

受診を考えられている方へメッセージを頂けますか?

人間ドックにお越し頂ければ健康状態にもよりますが、ご自身の生活習慣改善への意識が変わります。

減量に至らなかったとしても、食生活や運動を少しでも改善できれば、今後の健康の維持に役立ちます。

特定保健指導や栄養相談を受けられた方は「意識付けが出来て良かった」「なにを改善すればよいかがわかった」と言われる方が多いです。栄養士は数値改善の為の適切なアドバイスが出来ます。お話を聞くだけでも今後の健康に関わってくると思います。

健康で過ごせる事が何よりだと思うので、特定保健指導や栄養指導を是非受けて頂きたいです。

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