Caloo人間ドック

PET/CT検査ではお薬を内製している点が強みに

受診者の方と真摯に向き合うことで生まれる高い検査精度

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四谷メディカルキューブ 相澤 則明 技師 -Vol. 04-

PET/CT検査で使われるお薬を貴院の中で作製していることが強みだとお伺いしました。

はい。PET/CT検査で使用しますFDGという注射薬を自前で作製しています。これは当院がサイクトロンというFDGを製造する機械を保有しているためです。

FDGを自前で作製することで受診者の方に合わせた投薬が可能になります。これによりクオリティの高いPET画像の撮影ができるようになります。そのためがんなどの病気を見落とすリスクが減少すると考えています。

PET/CT検査で使用するFDGは被ばくを伴う放射線同位元素を合成した薬剤で半減期※が110分と非常に短いのが特徴です。半減期※が110分とは110分経過するとFDGの濃度が半分になってしまうということです。

FDGを使用する量は受診者の方の体重に比例して変わります。60kgの方は200MBq(単位)、50kgの方は190MBq(単位)の量を使用します。FDGを多く使用するとPET画像はきれいに撮れますが、放射性薬剤ですので被ばく量は増えることになります。

FDGを外部の業者から購入しますと、FDGの量の微調整ができません。到着してすぐは、濃度が濃く体重の重い受診者の方であれば問題ないのですが、体重の軽い受診者の方には使用量が多くなってしまいます。

また、到着後しばらく経過した場合は、体重の重い受診者の方には量が足りず、画像が荒くなってしまうという欠点があります。

当院のようにFDGを自前で作製していると、半減期による濃度の低下の心配はありません。また、受診者の方の体重によってFDGの薬剤量を細かい単位まで調節できるという利点があります。これによって安定したPET画像の撮影に繋がります。

※「半減期110分」とは110分経過するとFDGの濃度が半分になってしまうことを指します。このお薬は濃度が高ければ高いほどはっきりとした画像が撮影でき、小さな病変も見つかりやすくなります。また一方でお身体に入れる量が多すぎると被曝の危険が増えるという特徴がございますので、受診者の方にとって適切な量を適切なタイミングで使用しなければいけません。

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