Caloo人間ドック

技師、結果説明医とも連携することで精度の高い検査を目指す

手間と時間をかけた丁寧な読影体制で精度の高い人間ドックを目指す

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慶應義塾大学病院 読影医 塩見 英佑 先生 -Vol. 02-

塩見 英佑

実際に画像を撮影される技師の方との連携について工夫されていることがあれば教えて頂けますか?

慶應義塾大学病院予防医療センターでは、リアルタイム読影を心がけていますので、検査中に異常が見つかった場合は、その時点でオーダーメイド的に検査コースを組み直すことがあります。

例えば、超音波検査でお腹に腫瘤のようなものを見つけた場合、そのことをCT検査室に伝えて、CTの撮影範囲を腫瘤が疑われる部分まで拡大して撮影することがあるのです。(通常は不必要な被ばくを避けるために、CTでは肺全体が入る範囲に撮影をとどめています。)

これにより検査精度を高めると同時に、別途日程を設けた再検査を行う可能性を減らすことができますので、受診者の方の時間やコストを節約する事に繋がると考えています。

技師の方とスムーズに連携を行うために気を付けられていることはございますか?

一番重要なことは人間関係をしっかり築くことだと思っています。そのために日頃から積極的にコミュニケーションをとることで、何かあったときにお互いが話し合いをしやすい環境をつくることが重要だと思っています。

そのような環境の上で何か問題が起こったら相談して頂いて一緒にどう対応するべきか考えています。そのような取り組みを続けていった結果、先ほどご説明したように、一つの検査で異常に気付いた際に、それを次の検査でフォローして有益な情報を引き出すような連携が生まれてきたと思っています。

検査結果を説明される先生との連携についても工夫されていることはありますか?

あります。読影した結果、特定の病気の可能性が疑われるものの、そうでない可能性もそれなりにあるというようなことがあります。

その場合、検査結果を説明する医師にどのように受診者の方に伝えるべきかという相談をさせて頂く事があります。同じ内容でも説明の仕方で受診者の方の捉え方は変わってくることがありますし、受診者の方の性格によっても捉え方は変わってくることがあります。

受診者の方1人ひとりに適した説明になるように検査結果説明の医師と一緒に気を使っています。

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