Caloo人間ドック

小さな異常も丁寧に判定。がんなどの見落としを防ぐ読影体制

手間と時間をかけた丁寧な読影体制で精度の高い人間ドックを目指す

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慶應義塾大学病院 読影医 塩見 英佑 先生 -Vol. 03-

慶應病院の人間ドックにおける読影の特徴はございますか?

画像的には、肺がん検診の目的で、低線量CTによる評価を行っており、その読影のルールが特徴的だと考えています。また難解症例に対して、直ちに慶應病院本院のその領域の専門医にコンサルトできる体制も強みだと考えています。

見落とし防止の観点で、時間をかけて小さな異常も拾い上げ、その上で問題がないかどうかしっかり判断しましょうというスタンスで読影しています。

具体的には画像のスライスを2mm間隔で読影して、通常は問題にならないような小さい異常であってもまずは指摘し拾い上げる事を重要視し、その後しっかり判定を行います。

また、読影は医師によって読み方に習慣のような癖がどうしても出てしまうものですが、判定基準を細かく定めて、読影者によらず極力一定の判定がなされるように、頻繁に合議を繰り返してルール化やその改訂を行っています。

この2点によって必然的に読影に時間がかかるシステムになっています。正直に申し上げまして、私たち読影医にとっては少し辛いシステムです。一つの読影に時間がかかりますし、その間の集中力も持続させていかなければいけないからです。

しかしながら読影の精度を上げる(見落としを防ぐ)という点では優れたシステムだと考えています。また、読影に関して、他の人間ドック施設との差別化にも繋がると信じて頑張っております。

見落とし防止のシステム以外の特徴としては、慶應病院本院の読影医との密な連携が挙げられます。

少しでも診断に迷うような所見があった場合には、その分野の専門家の先生に気軽に相談させて頂いておりますので、診断精度が上がるのはもちろんですが私自身も大変助かっています。

慶應病院の人間ドックでは読影医の方は何名おられますか?

読影医はセンター長も含めて常勤医師4名です。

また、毎日、慶應病院の本院からも読影の応援に専門医を派遣して頂き、PET検査の読影に関しては本院のPET専門医に対応して頂いています。

1人の患者さんに対して読影はどれぐらい時間をかけられるのですか?

どのような異常が見つかるかで受診者の方ごとに相当なバラつきがありますが、胸部CTの場合は、平均するとおそらく8~10分程度だと思います。ただし、難しい所見になりますと文献検索や慶應病院の本院への相談も含めかなりの時間がかかります。

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