Caloo人間ドック

無症状の人を突然死から救うことを目指す心臓ドック

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医療法人社団CVIC 心臓画像クリニック飯田橋 寺島 正浩 院長 -Vol. 02-

心臓突然死のメカニズムについて教えていただけますか?

アメリカのデータですが、心臓突然死の50%以上の人は心筋梗塞の最初の発作で亡くなっています。さらに心筋梗塞が恐いのは無症状の人にも急に発作が起きることがあることです。

心筋梗塞のメカニズムについて説明すると、まず、心筋梗塞のほとんどのケースは、背景に動脈硬化があります。

動脈硬化の原因はコレステロールですが、なかでも悪玉と呼ばれる酸化したLDL-コレステロールが血液中に増えすぎると、コレステロールが血管の壁にたまり、コレステロールの塊(プラーク)をつくります。

このようにして血管の壁が厚くなって硬くなるのが動脈硬化です。

人間の身体のすごいところは、何かがたまったからといってすぐにダメになるのではなく、血管が太くなり詰まらないようにする働きがあります。そのため狭心症の症状が出るころには、動脈硬化はかなり進行しています。

動脈硬化が原因で、心臓への血液の供給が一時的に減ることで狭心症が起こります。狭心症では心筋は死なずに回復することができますが、血液の流れが比較的長く途絶えると心筋が死んでしまい回復できなくなります。これが心筋梗塞です。

症状がない軽度の動脈硬化でも心筋梗塞が起きるということですね。

そうです。狭心症の症状は血管が詰まる割合(狭窄)が75%を超えると徐々にでてきますが、心筋梗塞になった人、あるいは心筋梗塞を起こす直前(不安定狭心症)の人をカテーテル検査で診たデータによると、冠動脈の狭窄が50%かそれ以下でも起こっています。

つまり動脈硬化が軽度で何の症状もない人にも心筋梗塞が起こることがあります。

なぜかというと、プラークはコレステロール(油分)のかたまりで破れやすい性質をもっていますから、何かの刺激で破裂することがあります。そうすると破れた部分を修復しようと血小板が集まって血栓を作り、数秒で血管が詰ってしまいます。

心筋梗塞以外にも、突然死を起こす心臓病はありますか?

心臓病で突然死をするもうひとつのパターンが大動脈解離です。この病気は大変に苦しんで死に至ります。

大動脈の壁が裂けてしまうのですが、「なんか背中が痛いな」と病院へ行ってもヘルニアと間違われたり、「心筋梗塞では?」といわれて心電図をとっても心臓超音波(エコー)でみても異常が見つからずに帰されたりすることがあります。

心臓ドックでは、軽度の動脈硬化だけでなく、大動脈解離についても検査ができます。そのほかにも、症状がない先天的な心臓の病気や、弁の異常など、心臓ドックではさまざまな心臓病の発見も目指します。

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